【消火設備】2.屋内消火栓設備
屋内消火栓
火災が拡大し、消火器で消せないような火災の消火に有効です。
屋内消火栓は、図のように 水源、消火栓ポンプ、配管、消火栓ボックス等からなっています。
一般的に常時は配管中の水は高架水槽からの水で充水しておき、火災発生時に消火栓の起動ボタンを押してポンプを起動させ、ボックス内のホースを用いて放水・消火するものです。
屋内消火栓の種類には、1号消火栓、易操作性1号消火栓、および2号消火栓があります。
1号消火栓は、従来から使用されている消火栓でありますが、ホースを全部引き出さないと放水することができないため、操作のため通常2名以上の者を必要とし、訓練を必要とします。
易操作性1号消火栓は、1号消火栓の操作性などを向上させたもので、1人でも操作できる構造となっています。
2号消火栓は、1人でも操作できる構造であるとともに、放水量を1号消火栓より少なくし、より扱いやすくしたものです。
2号消火栓は、特に旅館、ホテル、病院などの容易な消火栓操作が求められる場所に設置されています。